猫になりたい

つつがなく生きておる

ピアノを弾く意義

私はピアノを3歳から習いはじめて以降、かれこれ18年程ピアノを弾いていることになる。

高3までほぼ惰性に近いもので続け、ラ・カンパネラを弾けるくらいの技術にしてもらった。

そんな私がピアノを続ける理由を少し考えてた。

ピアノのサークルに所属しているというのもあるかもしれない。

でも1番は、「私にとって、不定形な音楽の近くにいられるのがピアノを弾くことだったから」だと思う。

 

まず、音楽というものを楽しむには時間の経過が不可欠である。(この辺は蜜蜂と遠雷の映画の影響が多大)

その時間ともに流れていく音楽は、音符を追ってもただの記号だし、ピッチを追っても波形でしか表しきれない、形を持たないものである。

また、絵を描いてその音楽を表現することもあるが、ここには時間の流れがない。

だからこそ、自分が演奏することで、自分が好きな曲を共に楽しめる。そういうのがあるからじゃないかなと、少し、思った。